YOKOHAMA DATE PLAN -1-/元町ランチ~野毛山動物園
2018.02.08
婚活などで出会った女性との初デート。
もし女性が気に入ってくれれば、2回目、3回目のデートに発展するが、それが毎回食事デートではどうだろう。
夜の食事デートを経て行きつくのが、昼間に待ち合わせをする半日デートだ。数々のデートスポットを有する横浜だが、バリエーションが豊富すぎるゆえに、プランを考えるだけでも至難である。
試行錯誤の末にデートプランを考えたとしても、もしデート当日、十分に満足させられなかったりスムーズにエスコートできなかったりすれば、その日限りで音信不通になることも考えられる。デートコースは、その後の恋路に大きな影響を与えるほど重要なのだ。
そこで、定番デートスポット「動物園」をメインにした、横浜のおすすめデートプランを紹介する。昼間からの半日デートのコースで悩んでいる男性は、ぜひ参考にしてほしい。
今回、デートプランを体験してくれるのはフリーモデルの河村友歌さん。食べることが大好きという彼女に、スポットを巡りながら感想を教えてもらう。女性のリアルな意見も要チェックだ。
【Profile】
河村 友歌(かわむら・ゆか)
1995年5月19日生まれ。神奈川県出身。フリーモデルとしてさまざまな媒体で活躍中。最近は撮影会などにも定期的に参加している。モットーは「需要に応える生き方をする」。
12時00分 元町でランチタイム
待ち合わせは、「元町・中華街駅」の5番出口にて。駅の出口が複数ある場合は、具体的な場所を指定しておくのがスマート。もし時間に余裕がある場合は、待ち合わせ前にルートを確認しておくことをおすすめする。
元町・中華街駅から徒歩3分の場所にある「ブラッスリー・アルティザン」でランチタイム。デート時のお店選びは、「駅から徒歩5分以内」がベターだ。
白をベースにした清潔感のあるデザインに、赤のアイキャッチを配したおしゃれな店内。けばけばしい高級路線ではなく、適度にカジュアルな装いなので、肩肘張らずに食事を楽しめるのがポイントだ。これからの動物園デートを楽しむためにも、女性にはリラックスしてもらいたいところである。
今回ご紹介するのは前菜、メインディッシュ、バゲット、食後のデザートにドリンクがついた「ランチコース(3000円/税別、以下同)」。
8種類の前菜からオーダーしたのは、期間限定メニューの「カニとエビ・キウイのタルタル レモングラスのジュレとバジルのソース」。甘みが特徴の赤エビと酸味の効いたレモンのジュレが、口の中で絶妙なハーモニーを奏でてくれる。
「男のフレンチ」をコンセプトにしている同店だけに、ステーキもフレンチフライも申し分なしのボリュームである。どれもボリューミーなメニューばかりなので、女性はもちろん男性でも満足必至だ。
■ブラッスリー アルティザン
・住所:神奈川県横浜市中区元町1-31 ラ・スピーガ元町B1F
(みなとみらい線「元町・中華街駅」5番出口から徒歩3分)
・営業時間:11時30分〜15時30分(Lo.14時30分)/18時〜22時30分(Lo.21時00分)
・定休日:火曜日のディナー、水曜日
・総席数:40席
・平均予算:ランチ1500円~/ディナー6000円~
せっかく元町でランチをするのであれば、街の雰囲気も楽しみたいところ。西洋的な装いを醸し出す元町は、散歩デートにも打ってつけなのだ。
14時00分 野毛山動物園で心の距離を縮める
野毛山動物園は、最寄り駅である「日ノ出町駅」と「桜木町駅」から徒歩15分〜20分ほどと距離がある。「元町・中華街駅」からも3kmほどなので、この後、動物園で歩きまわることを考えたらタクシーなどの車移動が懸命である。
「野毛山動物園」は、なんと入場無料。それでいて、キリンやライオンをはじめとした人気者だけでなく、日本ではここでしか見ることのできない稀少な動物など、トータルで100種類1500頭もいる。正直、有料の動物園と比較しても、決して劣らないレベルである。
「なかよし広場」では、モルモットやニワトリ、ハツカネズミなどの動物に触れ合うことが可能。普段はあまり触る機会のない動物たちに、女性もテンションが上がるはずだ。
1時間ほど歩いたら、男性から休憩を促すことも忘れるべからず。最初から最後まで休憩せずに動物園をまわり、「気の利かない男性」という不名誉なレッテルを貼られるのだけは避けたいところである。
体が休まったところでやって来たのは「しろくまの家」。陸上最大の肉食動物として知られるが、ここでの楽しみはシロクマではない。
そう、ここにシロクマは存在しない。その代わり、以前シロクマがいた檻の中に入ることができるので、絶好のフォトスポットというわけなのだ。
次は、は虫類館へ。日本では野毛山動物園でしか見ることのできない「ヘサキリクガメ」に遭遇。絶滅の危機に瀕しているということで、とても稀少なリクガメである。
動物園の所要時間はおよそ2時間。すでに陽が傾きはじめている。ちょっと中途半端な時間だが、少し早めの時間からディナーをスタートさせて早めに解散することで、誠実な一面をアピールしたいところ。
■野毛山動物園
・入場料:無料
・住所:神奈川県横浜市西区老松町63-10
(JR線「桜木町駅」から徒歩15分、京急線「日ノ出町駅」から徒歩10分)
・営業時間: 9時30分?16時30分(入園は16時00分まで)
・定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月1日
※5月と10月は無休
17時00分 横浜駅西口で少し早めのディナー
ディナーの舞台となるのは、野毛山動物園の最寄り駅である「日ノ出町駅」からも「桜木町駅」からも乗り換えなしで来れる「横浜駅」。西口から歩くこと5分。到着したのは、オールドアメリカンな雰囲気が漂う「アメリカンビストロ ナッシュ」。
同店では、常時4~6種類のクラフトビールをラインアップ。苦いのはもちろん、フルーティーなものまで幅広く取りそろえているので、普段はビールを飲まない女性にもおすすめである。そのほかにも、カクテルやワインなど、豊富なドリンク類からオーダー可能だ。
乾杯は、クラフトビールの中でも定番のIPA(インディアペールエール)で……。
フードメニューからは、お店手作りのパテとバンズが絶品な「Nashバーガー(1300円/税別、以下同)」をチョイス。アボカドやベーコン、オニオン、トマト、レタスなどを挟んだボリューム満点の逸品だ。
さらに、こちらも具だくさんの「ブイヤーベース(2800円)」。ある程度食べ終わったら、プラス300円でリゾットにできるのもうれしい。
追加でオーダーしたのは、鶏の手羽をピリ辛のソースで和えた「バッファローウィング(12P/1300円)」。ブルーチーズソースにディップして食べれば、辛さが中和されてまろやかな味わいに。
入店からそろそろ2時間が過ぎたころ……。動物園デートを経てディナータイムを過ごしたことで、女性との距離がグッと縮まったのは言うまでもない。そこで、もしこの後の予定が何もないのであれば、酔いを覚ますという名目で、周辺の散歩を提案してみるのも大いにありである。
■アメリカンビストロ ナッシュ
・住所:神奈川県横浜市西区南幸2-8-5 小室ビル3階
(各線「横浜駅」から徒歩5分)
・営業時間:17時00分~翌1時00分
・定休日: 元旦
・総席数:30席
・平均予算:3000円~5000円
19時00分 横浜駅西口・ポートサイド公園でお散歩
「ポートサイド公園」までは、歩いてJR横浜駅のきた東口~横浜ベイクォーターを通るルートがおすすめだが、その道中も実にいい雰囲気である。ただ、このルートだとポートサイド公園へ抜けるトンネルが21時に閉まってしまうので要注意。
横浜駅から15分ほど歩けば公園に到着である。
400メートルにも及ぶプロムナードは、街灯もあって適度に明るいので夜の散歩に打ってつけだ。
行き交う人も少なく、ガヤガヤした様子は皆無なので、思いを伝えるにも抜群の公園である。もし、横浜駅周辺で告白の場所やシーンに悩んでいるのであれば、こちらの「ポートサイド公園」をおすすめする。
■ポートサイド公園
住所:神奈川県横浜市神奈川区大野町1-4
(各線「横浜駅」きた東口から徒歩15分)
時計を見れば、まだ21時前。解散するには少し早いかもしれない。しかし、今後の長い付き合いを考えて、今宵は早めの帰宅を……。女性がいい意味での物足りなさを感じれば、それはそれで大成功の半日デートだったと言えるはずだ。
―おわりー
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