YOKOHAMA DATE PLAN -2-/中華街さんぽ~横浜マリンタワー
2018.03.04
食事デートを重ねてお互いの距離が近づいたら、次はもっと長い時間を過ごしたいと思うのは自然である。もし、つまらないプランでデートをしてしまったら、せっかく築き上げた2人の関係を壊してしまうことも考えられる。
とはいえ、数多くあるデートスポットから女性の好みに合わせてチョイスし、最適なデートプランを作り上げるのは容易ではない。特に、観光スポットが密集した横浜であればなおさらである。
そこで、横浜港のシンボルでもある「横浜マリンタワー」をメインにしたおすすめデートプランを紹介する。半日デートのコースにお悩みの男性はぜひ参考にしてほしい。
今回、デートプランを体験してくれるのは、モデルや女優として活躍している佐藤ゆうきさん。自称「食いしん坊」という彼女に、スポットを巡りながら女性視点の感想を教えてもらう。
【Profile】
佐藤 ゆうき(さとう・ゆうき)
1998年10月11日生まれ。19歳。撮影会などを中心にモデルとして活躍。最近では女優として舞台などでも活躍中。
12時00分 中華街でランチタイム
今日のデートの待ち合わせは、みなとみらい線「元町・中華街駅」の4番出口。駅によっては出入り口が複数存在することも珍しくない。その場合は、待ち合わせ場所を具体的に指定してあげるのがスマートな男のデート作法だ。
無事に待ち合わせできたら、元町・中華街駅から徒歩5分の場所にある「ロウロウカフェ」でランチタイム。メインの通りではないので、ルートを事前にチェックしておくべし。
ピンクの扉を開けて店内に入ると、ウッド調のおしゃれな空間がお出迎え。外観とのギャップに女性のテンションも上がってしまうだろう。なお、総席数15席のこじんまりとしたお店なので、事前に連絡をして予約をするのがベターだ。
悩みに悩んでゆうきさんが選んだのは、ポテトサラダとバゲット、そしてドリンクがセットになった「アジアングラタンセット(1000円/税込・以下同)」。この他、「枝豆のキーマカレーセット(1000円)」や「角煮パオサンドセット(1000円)」などもラインアップしているので、2人で別々のメニューをオーダーし、シェアして食べてもオッケー。
試行錯誤を重ねて完成した自家製のホワイトソースに、中華料理では定番のクワイが入っているグラタンは、ロウロウカフェでも人気メニューの一つ。
セットドリンクはコーヒーや紅茶などから好きなものをオーダー可能。その中からゆうきさんは「薔薇烏龍茶」をチョイス。鉄観音という高級な烏龍茶にバラが浮かぶなど、見た目でも楽しめる。
■ロウロウカフェ
・住所:神奈川県横浜市中区山下町130-12
(みなとみらい線「元町・中華街駅」4番出口から徒歩5分)
・営業時間:12時〜18時
・定休日:火曜日、第3木曜日
・総席数:15席
・平均予算:1000円
13時15分 中華街をプラプラ
目的もなくお散歩気分でプラプラするだけで、お互いの緊張もほぐれるはず。
展望台に向かっている途中でゆうきさんが発見したのは、創業明治27年の「ブタまんの江戸清」。中華街だけで4店舗を展開する人気のお店だ。
ランチの後とはいえ、中華街でのブタまんは別腹。ゆうきさんも例外ではなかったようで、1個500円でブタまんを購入。彼女の顔ほどの大きさのブタまんに、思わず満面の笑み。
特に、天気のいい日は展望台に向かいながら中華街を満喫するのも半日デートの醍醐味。
■江戸清 中華街本店
・住所:神奈川県横浜市中区山下町192
・営業時間:9時〜20時(土日祝〜21時)
・定休日:無
・総席数:イートインスペース有
・平均予算:500円
14時00分 山下公園で散策デート
今日のデートのメインとなる展望台の前に、中華街から歩いてすぐの山下公園でまったりお散歩デート。
と、その前に、徒歩での移動が長時間におよぶ場合、もしくは今回のデートのように公園などで散策デートを計画している場合は、事前に女性に知らせておくことを忘れないように。
女性はその日のデート内容によって、ファッションも変わってくるもの。もし、事前に伝えることなく今日のようなデートをしてしまったら、「気の利かない男」という最悪なレッテルを貼られてしまうことをお忘れなく。
中華街から公園デートと続き、歩いてばかりでゆうきさんも疲れた様子なので、休憩がてら芝生に座ってまったりタイム。自分が疲れてないからとはいえ、女性がそうとは限らない。相手のことを想像しながら行動できるのが大人というもの。
■山下公園
・住所:神奈川県横浜市中区山下町279
16時00分 マリンタワーで絶景を一望
お次は、今日のメインとなるマリンタワーに移動。
エレベーターに乗って到着したのは、展望台フロアがある30階。中には、高いところが苦手な女性もいるはずなので、事前に確認しておくことをおすすめする。
展望台からはランドマークタワーやコスモワールド、赤レンガ倉庫、大さん橋、山下公園、横浜ベイブリッジなど、横浜の観光スポットを一望することができる。
なお、秋や冬の天気がいい日には富士山が見えることもあるそうだ。
横浜マリンタワーの展望台は、30階と29階の2フロア。このフロア間は階段での移動が可能だ。階段の左右に貼ってあるプレートをゆうきさんが発見。
結婚式を挙げることもできる横浜マリンタワー。ここで式を挙げたカップルを記念し、階段の壁にはお手製のプレートが貼られる。もしこのデートでうまくいったら、近い未来、思い出の場所として横浜マリンタワーで結婚式を挙げるのもいいかもしれない。
■横浜マリンタワー
・住所:神奈川県横浜市中区山下町15
・営業時間:10時〜22時30分(最終受付22時)
・休館日:不定休
・入館料:大人750円
17時30分 ディナータイム
ディナーの舞台となるのは、展望台と同じ横浜マリンタワーの4階にある西洋系の料理を堪能できるお店「タワーレストラン ヨコハマ」。
エレベーターで降りるだけなので、ラクに移動できるのもここを選んだ決め手である。
デートの前にディナーのお店を女性に伝えるパターンが多いかもしれないが、あえて伝えずにサプライズ的に連れてきてあげたら、より一層喜んでもらえるはず。
ここ「タワーレストラン ヨコハマ」は、デート以外にも誕生日をはじめとした記念日などで利用するお客さんが多いそう。ゆえに、将来的に両親との顔合わせをする際にも使えるお店である。
今回オーダーしたのは、9900円のコース料理。初めての半日デートを特別な時間にするため、ちょっと奮発してみるのもいいかもしれない。
デザートを含めて5品がコース料理の内容。料理は季節ごとに変わるので、参考程度にチェックしてほしい。
まず前菜は、鮮やかな色使いが特徴的な「サーモンのミキュイ」。ミキュイとはフランス語で「半ナマ」という意味で、サーモンを絶妙な火加減で半分だけ火が入った状態に仕上げたフランス料理の定番メニューである。
玉ねぎのクリームを使ったソースと絡めて食べれば、まろやかな味が口の中いっぱいに広がって幸せな気分にさせてくれる。
続いては、ソースの出汁にまでうずらの卵を使用した「うずらのグリル」。下にはリゾットが敷かれ、見た目以上に食べ応えのある料理である。
なかなか食す機会のないうずらを食べられるとあって、ゆうきさんのテンションも上がっていた。
フランス語で「カリカリ」を意味するクルスティアンという言葉通り、ヒラメの表面にパン粉やバター、チーズを塗って焼き上げることでカリカリの食感に仕上げた料理。
さらにヘーゼルナッツを加えることで、豊かな風味を楽しむことができる。
4品目となるのは、「タワーレストラン ヨコハマ」の人気メニューの一つでもある「ローストビーフ 特製グレービーソース」。
シェフが目の前でカットしてくれるワゴンサービスも必見である。
特別感を演出する黄金のお皿に盛り付けられているのは、デザートの「レ・モンブラン」。甘いモンブランにレモンの酸味を効かせた爽やかな味わいが特徴だ。
■タワーレストラン ヨコハマ
・住所:神奈川県横浜市中区山下町15 横浜マリンタワー4F
・営業時間:11時30分〜15時(Lo.14時)/17時〜23時(Lo.21時30分)
・定休日:不定休
・総席数:60席
・平均予算:9000円
12時に待ち合わせた今日のデートだが、気がつけばもう19時過ぎ……。初めての半日デートということでここでお別れするのも大いにありだが、もし2人の時間が許すのであれば再度、展望台に戻って夜景を堪能するのも乙なもの。
なお、横浜マリンタワーの展望台では、同日に2回目の入館となる場合、2回目は100円で入館できる。横浜の夜景を眺めながら今日楽しかったことや次に行きたいところなど、おしゃべりするのも楽しいだろう。
―おわり―
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