こんな男は嫌われる！ 初デート時の服装を理由にNG判定された話が悲しすぎる！

世の中には、「好かれる男性」と「嫌われる男性」の2パターンが存在する。願わくは前者に属したいところだが、あることを理由に後者に属してしまうこともある。しかし、なぜそうなってしまうのか、自身では気付かないことも決して珍しくはない。

本連載では、世の中に存在する「嫌われる男性のタイプ」を項目ごとに分け、そうならないための対処法を紹介していく。

はじめまして、婚活コンサルタントの加藤です。
わたしは、横浜駅から徒歩5分の場所にある結婚相談所「マリッジクラブ ウィッシュ 横浜」で、結婚したいと願う方々から日々さまざまな相談を受けています。

その経験をいかし、女性に嫌われないための簡単なテクニックをお届けします。記念すべき1回目のテーマは「ファッション」です。特に初デートの場合は、その後の恋路を大きく左右するテーマにもなりますので、お心当たりのある方は参考にしてみてくださいね。

男性のファッションが理由で交際がなかったことに……

以前、わたしが担当していた30代半ばの女性で、男性の服装が受け入れられず、デートの待ち合わせ場所に行ったものの声もかけずに帰ってきてしまった方がいらっしゃいました。

お相手の男性は40代前半。最初は、プロフィールなどを見てお互いに気に入り、「お見合い（※）」から「交際（※）」に発展して連絡先を交換しました。その後、2人っきりで食事デートをする約束をしていましたが、悲劇はこの時に起こりました——。

※プロフィールなどを参考に気になったお相手へお見合いを申し込み（女性からから申し込まれることもあり）、お相手の了承が得られれば、後日、ホテルのラウンジなどでお見合いをするという流れ。その後、交際へ発展すれば食事デートなどをするのが一般的。

その男性はお見合いの時点で女性のことをとても気に入ったみたいで、高級フレンチのお店を予約していました。女性も普段はあまり食べる機会のないフランス料理を楽しみにしていたそうなんです。

デート当日、男性は女性よりも早く待ち合わせ場所に到着。しかし、待ち合わせの時間が過ぎても女性が来ないだけでなく、連絡をしても一向に返信はありません。

「どうしたんだろう……。事故にでも巻き込まれたかな？」

心配になった男性は、結婚相談所に連絡をしました。そして、結婚相談所から女性に電話をしてみると、驚くほどあっさり連絡が取れたんです。

「お相手の男性から、連絡が取れないと連絡がありました。どうなさいましたか？」

女性と連絡が取れて安堵したのもつかの間、女性はこう言いました。

「男性の服装が受け入れられず、声もかけずに帰ってきちゃったんです……」

詳しく聞いてみると、8〜9分丈くらいのパンツにロング丈のガチャベルトを合わせ、シャツをインしたスタイルで待ち合わせ場所に立っていたそうです。今後どうするのか聞いてみると、「もう会いたくない」とおっしゃったので、交際はなかったことに……。その後、2人が顔を合わせることは一切ありませんでした。

男性のファッションには決定的な間違いが二つ

一見、トレンドを取り入れたファッションのようですが、二つの大きな間違いがあることにお気づきでしょうか。

まず注目すべきは、デートの場所が高級フレンチという点。「TPO」という言葉があるように、高級な飲食店では、その場所にあった服装があります。この女性の場合は、男性の服装が高級フレンチにはカジュアルすぎて、ふさわしくないと判断したことで、「この人と一緒にお店に入りたくない」と考えてしまったのです。

二つ目は、そのファッションが似合っているかどうか……。いくらトレンドを取り入れたファッションでも、その人に似合っていなければ意味がありません。とくに、デート当日のこの男性のファッションは、10代や20代などの若い世代には似合うかもしれませんが、40代前半の男性が着こなすには無理があったようです。

若い方の間でクラッチバッグがはやっていますよね。あれを40代前半のおじさんが持ったら「集金屋さん？」と思われることもあるんです。大事なのは、年齢に適した服装をすること。

とはいえ、カジュアルな服装がすべてNGというわけではありません。ジーンズに白シャツにジャケットなどの定番ファッションでいいんです。ユニクロなどのファストファッションでも、上手に着こなせればそれで問題ありません。ただ、30代以上の方であれば、その中でも1点くらいは上質なものを身につけるようにしてみてください。

お見合いを経て初デートとなると、はじめてスーツ以外の服装を披露する場になります。シャツがシワだらけだったりシューズが汚れていたりすれば、それだけでNG判定をされることも考えられます。気合いを入れておしゃれなファッションをする必要はありませんので、TPOや年齢を考慮してみてください。

―おわり―