結婚相談所のリアル——カウンセラーが支えた47歳男性の一途な恋
2018.03.11
あまり知られることのない結婚相談所の内情。
実は、日々さまざまな男女が出入りしているだけでなく、そこから生まれるドラマも十人十色なのです。そこで本連載では、「マリッジクラブ ウィッシュ」の婚活カウンセラーが実際に経験した、男女のリアルな恋愛エピソードを描いていきます。
「この女性、すっごくタイプだ……! ダメ元でお見合いを申し込んでみよう」
商社勤務の幸和(47歳・仮名)が「マリッジクラブ ウィッシュ」に入会して早数ヶ月。
思いがけず一目ぼれした女性は、多彩な趣味、明るい笑顔が印象的な朋代さん(38歳・仮名)。ほかの男性会員からも人気の高い方でした。
幸和は、まじめな性格で経済力も十分。それでもなかなかご縁に恵まれず、自身の婚活に行き詰まりを感じ始めていました。そして、半分ヤケになって「高嶺の花」とも言える朋代さんにお見合いを申し込むのです。
しかし、朋代さんが希望するお相手の年齢は45歳まで。条件に当てはまらず、幸和の細かなプロフィールを見るまでもなく「NO」というお返事が……。
「やっぱりダメだったか…」
しかし、朋代さんが忘れられない幸和。諦めきれない彼は、「マリッジクラブ ウィッシュ」の婚活カウンセラーに相談することにしたのです。
「なんとか朋代さんとお見合いすることはできないでしょうか?」
相手からお断りされてしまった以上、カウンセラーでさえ、その結果を覆せないケースがほとんど。しかし、幸和の強い思いを汲み取り、カウンセラーから朋代さんに改めてお見合いの申し込みをすることに。
「この男性、まじめで良い方なんですが、少し考え直してみませんか?」
しかし、朋代さんが縦に首を振ることはなく、幸和の思いはまたも砕け散ってしまいます。
「諦めるしかないのか。今まで出会った女性の中で、こんなに惹かれる人は初めてなんだけどな……」
幸和の婚活をずっとそばで見守り、彼の実直さや優しい人柄を十分理解していたカウンセラー。そんな幸和の思いに心を打たれ、もう一度だけ朋代さんに幸和とのお見合いをすすめてみることに。
「やっぱり、一度だけでもこの方に会ってみてはいかがですか? お会いになって交際につながらなくても、朋代さんの選択肢や考え方など、プラスになることはあるはずです。無理にとは言いませんが、もし1%でも結婚をする可能性があるなら、お会いになってみてもいいと思うんですよね……」
そして、朋代さんはついに幸和とのお見合いを承諾。朋代さんとのお見合いがようやく現実のものとなったのです。
初めて幸和がお見合いを申し込んでから3ヶ月が経ってからのことでした。
幸和のまじめな性格に好感を持った朋代さん。最初に感じていた幸和の年齢へのハードルは、特に気になりませんでした。
お見合いの後、交際に発展したふたりは順調に関係を深めていきます。
そして数ヶ月後、めでたく結婚することに。
こんなにスムーズに成婚に至るとは、幸和も朋代さんも、誰も予想できなかったでしょう。
カウンセラーが間をとりもつことで成婚に至った今回のケース。
当事者たちだけではなかなか前に進めない状態を、第三者が打開してくれることでうまくいくのが結婚相談所のメリットでもあります。
会員とのコミュニケーションを大切にする「マリッジクラブ ウィッシュ」の強みが2人の幸せな未来を引き合わせました。
―おわり―
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