『本当のところ、結婚ってどう?』既婚者の本音インタビュー~公務員Cさん(38歳・男)の場合 | 結婚相談所ウィッシュ【東京・横浜】
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『本当のところ、結婚ってどう?』既婚者インタビュー~公務員Cさん(38歳・男)の場合

100組の夫婦がいれば、100通りの結婚生活がある。
順風満帆バラ色の生活を送るカップルがいれば、別れを決断した夫婦もいる。
この記事は、結婚生活のリアルな実態をケースごとに紹介し、「結婚とは何か」を考える連載企画だ。

匿名、顔出ししないという条件で「結婚っていいものなの?」「相手を嫌になったりしない?」「結婚前とどう変わった?」など、既婚者の本音を聞いた実録記事である。

【CASE3】
9歳年下女性と結婚&離婚経験! 38歳、婚活中、公務員

Cさん(38歳・男性)
・地方公務員
・結婚4年半で離婚
・独身

~ハワイでプロポーズ!ロマンチック婚から得たもの~

飲み歩く人々で賑やかな週末の夜。アルコールで少々出来上がった人たちとの交流が楽しいバーで、今回の主役Cさんと出会った。
Cさんは現在38歳の独身。とある地方の役所に勤める公務員男子。年収は650万円ほど。俳優の妻夫木聡さん似の明るいイケメンだ。

お酒が入っていることもあり初対面の我々取材陣にもユーモア交じりで、たわいない話で盛り上げてくれる。話上手な印象。
不意に「結婚されているんですか?」と質問すると、少しうつむき、先ほどまで見せていた笑顔を少し引きつらせた。

野外イベントで出会った9歳下の女性と32歳の時に結婚。ハワイの教会を貸し切ってプロポーズをするなど、ロマンチックな結婚生活を始めたが、長くは続かず、4年半で離婚に至ったそうだ。

今回は、離婚を経験した男性目線から「結婚の本音」を探る。

~奥さんとの結婚の決め手は?~

「これまでお付き合いをしたどの女の子とも違う、パワーを持ったクレイジーな女性でした。付き合った当初から結婚についても『私が結婚したいと思ったら言うから』と、主導権は彼女にありました」

「その2ヶ月後にはメールで『結婚するか!』と言われて(笑)。自分でしっかり考えて物事を決められる芯の強い部分に自分が夢中になって・・・! その流れに乗って結婚しました」

「かなり気が強いというか、引っ張っていくタイプの女性だったんですね。その後、挙式はハワイで挙げられたとか?」

「結婚が決まり、指輪を買いに行ったジュエリーショップでハワイのチャーチを紹介してもらったら、彼女が気に入っちゃって。そこで式をすることを決めたんです」

「自分にとっては、彼女がメールで『結婚するか?』とプロポーズしてきたことに対してのお礼というか、自分からのプロポーズになるかなと思って! 『ハワイ? オッケ! ハワイで式を挙げようって!』」

9歳下の女性だったが、Cさんを引っ張っていく強さに圧倒され、やがて魅了されていった。彼女と結婚すれば、面白い人生が待っているんじゃないか、と感じ結婚を決めたようだ。

~結婚のメリット、デメリットは?~

「結婚という『契約を交わす』ことで男としてかなり成長したと思います。成長できることがメリットとして挙げられますね」

「男としての成長というと?」

「結婚している以上、簡単には別れられない。だからケンカしてもどうにか関係を修復しなければいけないってことで、相手を許すことができるようになるんです」

「付き合っている彼氏、彼女の関係で許せなかったことって結婚してみると全然ムキになるようなことじゃなかったと思いました。結婚をすると心を広くする必要があって、それが一番成長を感じたところですね」

金銭面やパートナーのサポートを得られるといったところではなく、成長が一番のメリットだと言い切るCさん。常に高みを目指すエリート男性らしさを感じる内容だと感じた。

「メリットは成長。ではデメリットは?」

「これは人によって捉え方が違うかもしれませんが、男女の関係が薄くなり、家族になることだと思います。僕たちにとってはこれがデメリットになってしまいました」

「家族になることがデメリット・・・。やっぱり恋愛感情が少なくなっていくと2人の関係性も変わってくるものですか?」

「ケンカをしたり、考えが合わなかったとしても、結婚前までは男女関係で繋がりを保っていた部分があったんです。でも、家族になってしまうとどうしても『女性』として見れなくなっていて。その2人を繋ぎ止めていたものがなくなってしまった、というのが離婚の原因だと感じています」

男女の関係がなくても添い遂げる夫婦はたくさんいると思いますが、Cさんカップルはそれができなかった。男と女である以上、同じように悩む夫婦も少なくないはずだ。

「子どもができれば、また違ったんだと思います。僕たちには子どもができなくて、時間が経てば経つほど女性として意識できなくなって、家族になっていく。でも彼女は若いからまだ女性でいたい。そこのギャップを埋められませんでした」

~結婚してよかった?~

男女の関係がなくなったことが原因で別れるに至ったCさんだが、この質問には「結婚は絶対にするべき!」と即答する。

「結婚は絶対楽しいし、人として成長もできるので僕は結婚してよかったと思っています。僕は離婚を経験してしまいましたが、結婚自体に悪いことは何もなかったと思いますよ」

「僕は、その人とはうまくいかなかっただけで、別の人ではうまくいくかもしれないし。いい人がいたらまた結婚したいって心から思っています」

~Cさんにとっての結婚とは?~

「離婚した今でも、前の奥さんは僕の大事な人で、大好きな人なんです。惚れた腫れたの関係ではなく、結婚という契約を交わすことで他人と家族になる。これが結婚だと思います」

家族だから自分の信念や考えを曲げても相手を許せるようになった、その人に合わせることが苦でなくなったと話すCさん。

大切な人がもっと大切な存在に思えるようになる。大切だからこそ別れという選択を選ぶこともある。結婚とは、契約によって他人と最大限深くつながるための装置でもあるのかもしれない。

―おわり―

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