舞い上がり婚活男性のアプリでやりがち失敗談!『オレ、良かれと思って…vol.6』
2023.06.04
婚活には、恋愛とはまた違ったスキルが必要だ。
日々、仕事に遊びに趣味に・・・と忙しく、常に全力で取り組む「エリート男性」だが、婚活と恋愛は、失敗してつまずくしまうことも多い。
今までは、意中の女性に使えていたあんな手やこんな手も、婚活ではまったく効かないどころか、タブーになってしまうことも!
「良かれと思ってやったのに・・・」
そんな世のエリート男性の婚活失敗談から、婚活に必要なスキルやモテ技術を学びます。
『リサーチ&分析好き』エリート男性の婚活失敗談
大手マーケティングリサーチ会社に勤めている良太(35歳・仮名)です。
学生時代から分析や統計を学び、そんな仕事がしたくて今の会社に入社しました。
当然、プライベートでも情報収集や分析すリサーチが大好き。
次に買うならこんなスマホ、とか、流行りのお店、人気の家電・・・いつもアンテナを張りながら街を歩いています。
そんな僕もあっという間に30歳代半ば。そろそろ生涯のパートナーが欲しくなってきました。
そう!もちろん婚活も、データ収集と自己分析から始めましたよ。僕はけっこうマイペースなので、「自分のペースで進められる婚活アプリがイイ!」と分析(笑)さっそく登録してみました。
婚活アプリって便利ですよね。登録後、5人の方からデートの申し込みをいただきました。正直、嬉しかったですね。僕のことを気に入って、相手からアプローチしてくれたということでしょう?もちろんすぐにOKしました!
ところが初デートの後に、次にお誘いをしても返信がありません。まったくもっての大失敗。トホホ。
初めてのデートでは、かなり話が盛り上り「これはいい感じ」だと思ったのですが。
婚活歴がまだ半年未満の僕には、理由がさっぱり分かりません・・・。
ということで今回は、婚活の情報収集も兼ねて、プロの婚活アドバイザーさんがいるという、結婚相談所「マリッジクラブ・ウィッシュ横浜」を訪ね、僕の失敗の原因をお聞きしてみることにしました。
婚活アドバイザー、加藤さんの意見は?
「はい。半年前に婚活アプリに登録をして、女性のほうから5人も申し込みをいただきました。でも、初デートの後が続きません。5人中、5人ともですよ!これって、すごい確率ですよね・・・1人くらい続いてもいいと思いませんか(泣)?」
「泣かないでください。もう少し、初デートの時のお話を聞かせていただけますか?」
「はい」
「どんな初デートでしたか?」
「カフェで待ち合わせをして、お茶を飲みながら話しをしただけです。本当はその後食事か飲みにお誘いしたかったんですが、皆さん用事があると言って帰ってしまい、その次は、婚活サイト経由で『お断り』の返事が来たり、婚活アプリを通じてメールしても、何の連絡もナシです」
「個人の連絡先も交換できなかったんですね」
「はい(泣)」
「お互いにどんな話をしたんですか?」
「仕事のことや住んでいる街の話、趣味の話ですね。それから、やはり選んでくれたことが嬉しかったので『どうして自分を選んでくれたんですか?』っていう話は全員に聞きました」
「『どうして自分を選んでくれたんですか?』・・・
う~ん。良太さん、もしかすると、良太さんの婚活失敗の原因はそれかもしれませんね!」
「えっ!?」
「いいね!」=「あなたと結婚したい!」ではない!
「良太さんの質問に対して、相手の女性はどんな答えを?」
「『写真の印象が優しそうだったんで』って言ってくれた人と、『なんとなく』という曖昧な人と、あと笑ってごまかした人と・・・はっきりと答えてくれない方もいましたね・・・」
「良太さん、それ、女性は回答に完全に困っていますよね・・・」
「え、本当ですか?」
「良太さんは、まだ婚活歴が浅いので、判断ができなかったのだと思います。
婚活アプリだけではなく、結婚相談所もそこは同じ。最初に相手を選ぶ材料は、写真と簡単なプロフィール、そしてPR文ですよね?」
「はい」
「はっきりいいますね。残念ですが、それだけで『あなたを結婚相手に選んだ』というつもりは女性側にはまっったくないんですよ。
もちろん男性もそう。
結婚相手に求める理想や条件に表示しているプロフィールが近いこともあったとは思うのですが、会わないと分からない。だから女性も男性も、婚活ではまず『会ってみる』ことを考える人が多いんです」
「そうか・・・僕と結婚したくて僕に申し込んでくれたわけじゃないんですねw」
「そうですね。結婚相談所のお見合いもそうですが、婚活アプリの「いいね!」は、本当に気軽に、何ならブックマークくらい軽い感じで考えている女性は多いですよっw。」
「え!ブックマーク?!
僕はもう、完全に『自分のことを気に入ってくれたんだ!』と、かなり舞い上がってました・・・だから自信を持って。
どちらかというとむしろ『僕に好意があるんだ』くらいな感じだと思っていました。
ああ、恥ずかしい・・・」
「これって、婚活男性に限らず、日常でもすごく多い勘違いのひとつなんですよ。
コンビニやカフェでかわいい店員さんがニコッとして、両手でお釣りを渡してくれたり、常連になって名前を覚えてもらえたりするだけで
『この子はもしかして俺の事が好きなんじゃないか』
って勘違いしてしまう男性、多いんですよ本当に!!」
「確かに。思い当たる事ばかりですw
ただ、決して自分に自信があるとかナルシストというわけではないんです。
でも、そういう態度をされると、自分に興味があるからそういう態度をしてくれるんだ、僕はもしかしたら気に入られてるかもしれない、と勝手に脳内変換されてしまいますw
でもよく考えたら、僕も婚活アプリでは気軽にたくさん「いいね!」をしました。
もし僕が女性に同じ質問をされたら『なんとなく雰囲気が良かったから』『なんとなく優しそうだから』と答えるでしょうね・・・」
選んでくれた理由を聞くなら交際が深まってから
「僕の普段の習慣が出たのかなぁ」
「習慣?」
「申し込んでもらって嬉しかったというのもありますけど、自己分析したくて、女性5人がどう僕を見たのか知りたくなりまして」
「なるほど~。お仕事もリサーチ会社ですものね。でも、まだ何もわからない初対面でこの質問をしても、自己分析にはならないかも。むしろ、自分のセールスポイントをしっかり伝える方にパワーを使った方がいいですよ」
「ホントですね。『自己分析が好き』なんて偉そうに言っていたのに、全く生かされてないですね」
「もし、『選んでくれた理由』を知りたい場合は、恋人同士になったり、結婚が決まってからの方が楽しい思い出話になりますよ。『えっ?最初はこんな印象を持っていたんだ!』なんて意外な答えがもらえて、お互い盛り上がるかも知れませんよ♪」
「ああ・・・そんな日が待ち遠しいなぁ・・・」
「大丈夫。良太さんの情報収集力や分析力は、婚活では強い武器になりますよ。この失敗を糧にして、次は頑張ってくださいね」
エリート男性良太の婚活失敗の反省点
「どうして僕を選んでくれたの?」
今なら、この質問をすると女性が困ってしまうことは、よく分かります。というか…
「勘違い男」と思われただろうと思うと、恥ずかしいです。
リサーチ好きは他のところで活かさないとだめですね。
今回、加藤さんに相談させてもらって、結婚相談所での婚活にも興味が沸いてきました。
よ~し!次は、結婚相談所の情報を集めるぞ!
婚活中の男性で、僕のようにお見合いの申し込みを受けて舞い上がっいる男性は・・・
・お見合い申し込みは「あなたが大好き」のサインではない
・お見合いや初デートは「まず会ってみよう」の場
・「自分のどこが良かったか?」が知りたい場合は、晴れて結婚できてから
ということに気を付けて、早とちりをしないように。
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「初めまして、加藤です。婚活をされているそうですが、具体的にはどんな活動を中心にしているのですか?」