意識高い系男子がやってしまいがちな婚活ミス!『オレ、良かれと思ってvol.7』
2025.12.04

婚活には、恋愛とはまた違ったスキルが必要だ。
日々、仕事に遊びに趣味に・・・と忙しく、常に全力で取り組む「意識高い系男子」たちは、婚活と恋愛の違いにつまずいてしまうことも多い。
今までは、意中の女性に使えていたあんな手やこんな手も、婚活ではまったく効かないどころか、タブーになってしまうことも!
「良かれと思ってやったのに・・・」
そんな世の「意識高い系男子」の失敗から、婚活に必要なスキルやモテ技術を学びます。
口調や態度が面接官?「人事部エリート男子」の婚活
大手製薬会社の人事部で、採用担当をしている俊哉(37歳・仮名)です。
日々多くの中途入社希望者の皆さんや、初々しい新卒の皆さんとお話ししながら、ウチの会社にふさわしい熱意ある方の採用に奮闘しています。
「俊哉さんの面接は面白くて、優しいし入社希望者からも評判ですよ」
なんて言われて、嬉しい限り。最近は色々な求人サイトも出てきたし、色々活用しながら頑張らないと!

そんな僕の彼女いない歴はもう5年。仕事が忙しい時期と重なったので、あまり寂しいと思ったことはないですが、さすがに30代後半になったので、近頃はちょっと焦っています。
実は最近、週末には「婚活バスツアー」に参加しているんです。バーベキューをしたり、名所を巡ったり・・・。楽しみながら、自然にお見合いできるスタイルが気に入っています。でも残念ながら、まだカップルになれたことがありません。
仕事柄、面接で多くの人と会っているので、相手から話題を引き出して会話をするのは得意です。だから会話は盛り上げられるんですけどね・・・なぜ上手くいかない理由が全然分かりません・・・。
そこで、プロの婚活アドバイザーさんがいるという結婚相談所「マリッジクラブ・ウィッシュ横浜」を訪ねてみることにしました。
「僕の婚活、何が悪いのか?」・・・今日は、プロの率直な意見を聞いてみたいと思います。
婚活アドバイザー、吉岡さんの意見は?


「はい。最近『婚活バスツアー』に参加しています。もうかれこれ8回ぐらいになるのかな。それなのに、一度もカップル成立に至ったことがないんですよ。どちらかというと、人と会話をするのは得意な方なのに、何が問題なのか全然分からなくて・・・」

「まぁ、そんなに落ち込まないでください。今日は、一緒に解決策を見つけましょう!」

「ありがとうございます」

「もう少し『婚活バスツアー』の様子を聞かせていただけますか?」

「はい。まずバスに乗車したら、すぐにフリータイムが始まります。隣に座る女性と5分ほど話をして、笛の合図で終了。男性が前の座席に移動して、それを繰り返していく流れです。ここで、全員の女性と話が出来ますね。その後は、各イベントに応じて動きますが、基本的には全てフリータイム。じっくり話せるツーショットタイムも、頻繁にあって楽しいです」
楽しい旅の一コマが、緊張の面接に・・・?

婚活ツアーはショートトリップの中で自然に話せる時間があって、僕のお気に入り

「フリータイムでは、どんな話をしますか?」

「仕事や趣味のことが多いかな。共通の趣味があればどんどん話を広げますよ。そういうのは、得意なんです」

「どちらかというと、俊哉さんが主体になって話をする感じですか?」

「はい。そのせいか、たまに帰省して久しぶりに会う親戚がいると、会話を弾ませるために色々質問して盛り上げています。『今の会話、面接官みたいだよ』なんて笑われることもあって(笑)。」

「あぁ・・・。俊哉さん、もしかすると、『そこ』かも知れません」

「えっ!? どういうことでしょうか?」
面接でもないのに質問攻めはつらい・・・

「女性からしてみると、初対面の男性に矢継ぎ早に質問されても、困ることが多いと思いますよ」

「え~?だって『自分の話しかしない男』はモテないらしいじゃないですか。聞き上手な男性の方がモテるんでしょう?その点、僕は聞くことになれているし、問題はないと思っていたのですが・・・」

「確かに女性の話を聞くことはとても大切ですよ。でも、質問ばかりだと相手も答えを考えるのが大変。えっ、それってどう答えればいいんだろう?って、まるでウレッシャーいっぱいの会社の面接みたいに感じてしまいそう。」

「でも、お互い初対面だから沈黙の時間が気まずいでしょう?」

そんなに沢山質問されても、ワタシ、何を答えたらいいの・・・焦る

「いやいや『沈黙』と『間』は違いますよ。まずは、相手にも質問をしてもらえるような時間と、質問自体を考える時間を与えないとね。『聞き上手』と『質問攻め』は全く違います。」

「確かに、『聞き上手』をちょっと勘違いしたかも・・・」

「どちらかが、聞き役に徹する必要はないんです。
『僕は〇〇だったんだけど、◎◎さんはどんなでした?』
みたいに、1つの質問に答えたタイミングで、新たな質問を返すようにすると、会話のバランスが取れると思います。
あっ、話し方についても、一度チェックしてみてくださいね。
『面接官みたいな話し方』という指摘をされたということは、堅かったり、『熱意や、やる気があるのか』を採用のお仕事で探っている雰囲気が出ている可能性が大きいです。」

「そうですね。無意識に面接官口調になっているかもしれないとは・・・!このタイミングで気付かせていただき、本当に良かったです」

「そうですよ~。まだまだ婚活は始まったばかり。こうやって私とはなしていると、ごく自然に話せる訳ですから『質問』ありきの会話になると癖がでるのかもしれないですね。
でも俊哉さんの気配り上手な面や、コミュニケーション力の高さは、必ず活かせますよ。頑張ってくださいね」
俊哉の反省点
婚活の女性とのツーショットタイムでは
「質問をたくさんしてあげて、話しやすい空気を作り、聞き役に徹していた」
つもりだったのに
「この人、質問攻めしてきてイヤー!」
って思われていたんですね。しかも話し方が女性の前でも面接官風だったなんて・・・あぁ、恥ずかしい・・・。
これからは、質問することを意識しすぎず、会話のやり取りを意識して、話し方にも気を付けたいと思います。
良い結婚相談所には、こんなふうに親身になってくれるアドバイザーさんがいていいですね。落ち込んでいたけど、すっかり元気になりました。
婚活中の男性で、今回のようなエピソードが思い当たる男性は・・・
◆聞き上手は「質問攻め」にすることではない。
◆相手に会話を考えさせるためにも、「間」は必要。沈黙を恐怖に感じてはいけない
◆職業病が出やすい初対面の人との会話。友達と会話するいつもの自分を思い出そう
ということに気を付けて、女性との会話を楽しみましょう。
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「初めまして、吉岡です。婚活で悩んでいるとお聞きしましたが・・・?」