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結婚相談所の離婚率は低い?!恋愛結婚との違いとは

日本では年々、離婚する夫婦が増えてきており、報道では3組に1組が離婚する時代になった、と言われるようになりました。

以前の記事でも触れましたが、年間の婚姻件数に対して、離婚件数はその30%強というデータが出ています。

「離婚は結婚の3倍のエネルギーを使う」と言われていますが、やはり大変な心労を伴うものですし、「この結婚が成功だったのか失敗だったのか?」というのを測る一番の物差しは「離婚をせず、良好な関係を障害続けていけるか」だと思います。

それでは、「結婚相談所での結婚」と「恋愛結婚」では、どちらのほうが離婚率は高いと思いますか?

 

普段多くのメディアなどで触れている情報で考えると、結婚相談所などを介したお見合いでの結婚よりも、恋愛結婚のほうが後々の離婚率も低くて幸せになれるのでは?と考える人も多そうですよね。今回は結婚相談所での結婚(お見合い)結婚と、恋愛結婚の離婚率についてお伝えしたいと思います。

意外と知られていない、結婚相談所の離婚率とは?

【結論!】結婚相談所の離婚率は低い!(と言われています)

結婚相談所での結婚は、出会ってから数ヶ月で結婚するんだから、離婚率も高そう。。その考え方は真逆であると言えます。

 

結婚相談所での離婚率というのは、正式な形で公表はされておりませんが、ある結婚相談所業界の団体が発表した数字ですと、おおよそ10%台と言われています。それに対して、通常の結婚の場合は30%台と、それなりの開きがあるのです!

 

「離婚率が低い=幸せ」といえるかどうかは、どこで出会ったかというよりも、結婚した後の夫婦の関係性が大きく影響するとは思いますが、長い結婚生活を維持できるのは、データで見るとお見合い結婚のほうが良好な関係性を築く可能性が高く、その意味では「幸せになれる傾向はある」と考えてもいいのではないでしょうか。

離婚大国アメリカで見られる、意外な離婚率の事情

この傾向は日本だけで見られるものではありません。

 

ちなみに海の向こうのアメリカは「離婚大国」と言われています。離婚率は年平均で40-50%で推移しているので、全体としても離婚は当たり前、という社会になりますね。

 

アメリカには「お見合い」と言われる制度は基本ありません。

しかし、結婚相談所同様、事前にプロフィールを確認してマッチングするようなインターネットで出会ったカップルについては、離婚率はなんと、わずか7%という調査結果(米国科学アカデミー紀要が紹介した2013年の調査)が出ているのも事実です。

 

平均40-50%と言われるアメリカの離婚率から見れば驚異的に低い数字で、まだデータを取り始めたばかりで年数を経過した夫婦が少ないという事情を考慮しても、国を問わず明らかに「お見合いでマッチングされたカップルの方が、離婚率が低い傾向にある」というのは間違いないところだと思います。

 

私たちは日ごろ二次元の世界(コミックやアニメ、ドラマ、小説その他)で、「恋愛結婚の素晴らしさ」について繰り返し見せられ、プラスのイメージが無意識的に強化されています。

実際に『結婚相談所で結婚して幸せになった』というドラマ、コミック、小説などはまだほとんどありませんし、物語としても盛り上がらないというのがあるのでしょう(笑)。

 

しかし、「恋愛結婚は後々それほど良いものではない」というマイナスイメージではなく、「結婚相談所等での結婚も思っていたよりずっといい」という理由を認識し、見方を軌道修正した方がいいのかもしれません。

なぜ、結婚相談所の離婚率は低いのか?

結婚相談所での結婚のほうが離婚率は低いと考えられている理由はいくつか考えられます。

1.「結婚」が最初からイメージ出来ているので離婚率が低い

 

恋愛結婚の場合は結婚相談所のとは異なり、結婚が先ではなく、「恋愛」が先行し、それが続けばその先に「結婚」が見えてくるものです。逆に、結婚相談所の場合は、最初から「結婚すること」をイメージして相手を探しています。そして、「結婚」したいと思った人と「恋」をし、その後結婚するのです。

 

つまり、結婚相談所の場合は、最初から「結婚生活を共にする人」を前提に相手を探しているので、結婚後のイメージも大きくかけ離れる可能性が少なく、その結果離婚率が低い傾向にあるといえます。

 

結婚相談所での出会いの場合は、「結婚がスタート」、恋愛結婚の場合は「結婚がゴール」になりやすいとも言えます。

2.「結婚」の希望条件を満たした相手なのでギャップが少ない

 

収入や家族構成、年齢など、様々な条件をクリアし、「長く結婚生活を続けていってもこの範囲なら支障はないな」という中でのマッチングになり、また1でもお伝えした通り両者とも「幸せな結婚をしたい」と真剣に考えたもの同士のスタートですので、「結婚を渋る片方にもう一方がモーションをかけて落とす」といったことはあまり起きません。

 

結婚に向けての温度差がもともとない状態で結ばれるのですから、離婚率も当然低くなると言えるのです。

3.駆け落ちのような大恋愛ではないが、感情が落ち込むことも少ない。

 

人に「恋」をしている状態とは、いわば興奮状態であり、脳内ではドーパミン(快楽物質)が分泌されています。

恋をすると、四六時中相手の事を考えてしまったり、ともすればその相手さえいれば、世界中の全員が敵になっても構わないと思う瞬間もあるでしょう。

「恋をする」とはそれほどに興奮している状態であるといえます。

 

しかし残念ながら脳科学的には恋愛による快楽物質(ドーパミン)の分泌は、2年から長くても3年前後でなくなるということが分かっています。今までは、相手のマイナスな部分ですら愛おしく感じていたのに、ある瞬間からそのマイナス部分が気になり、苛立ち初めてしまうのです。ドーパミンの分泌が減少し、冷静に相手を見ることが出来てきているともいえる状態です。

これは、駆け落ちしても構わない!と思えるほどの大恋愛をすればするほど、その反動もまた大きいと言われています。その時に「恋愛相手」から、「家族」へ気持ちを意向させなければ、相手への気持ちは長続きせず、その結果離婚してしまう可能性がでてきてしまいます。

 

しかし、結婚相談所での出会いの多くの場合は、大恋愛から始まる交際ではなく、最初から冷静に「この人と家族になるとしたら」と考えながら相手を観察することができます。その結果、結婚後も気持ちの起伏が少ないために、離婚にまで発展するケースが少ないのではないかと考えられます。

離婚を回避する方法はあるのか?

どのような出会いにおいても、「この人と今後交際をしていくか否か」ということで選択(意思決定)をする場面は当然あります。

 

大げさですが遠い将来の破局を避けるために、相手をふるいにかけていく(この相手とは将来リスクがあるかもということをかぎ分けていく)というステップは、離婚リスクを本気で下げるのであれば欠かせないと思います。

 

この当たり前のことが恋愛結婚の場合は「恋愛感情で思考停止」してしまう傾向もあり、それが離婚率を高めているひとつの原因となっていると言えるかもしれません。離婚をしないために、どのような考え方をすればよいのでしょうか。

〇「異性として好き」よりも『人として好き』を見つける

 

先ほどもお伝えした通り、「恋愛中」は興奮状態に陥っており、相手を冷静に観察することができません。しかし、「結婚」とは、全く別の人間同士が共同生活をすることであり、それは「家族」になることを意味します。

家族として受け入れる為には、単なる「異性」として相手を見るのではなく「1人の人」として相手を見なければなりません。「人としてどういうところが好きなのか」を見つけていくことが、家族として相手を受け入れることであり、その結果離婚率を下げることにもつながるはずです。

もちろん、恋愛結婚を否定するわけではありません。

 

しかし「恋愛結婚だからこそ」、自分の将来を預けてもいい相手かどうかの「信頼度の見極め」は、結婚相談所での出会い以上に慎重に見ることで、離婚を防ぐことにつながるでしょう。

「嘘や借金はないのか」「自分に秘密にしている計画や人間関係はないのか」「そもそも結婚する意志が真剣にあるのか」など、人としてどうなのかを冷静に見極めていくことが必要になってきます。

〇価値観や育った環境などを重視する

 

「価値観の相違があるか、将来表面化しないか」

「相手の短所や自分との違いを向き合い、受け入れてくれる相手なのか」

「自分と相性の合わない、家族などが身近に存在しているか」

結婚は自分だけの問題ではありません。価値観などに相違があるのは当然としても、それを乗り越えるだけの柔軟さや姿勢が双方にあるかということは、できるだけ早くから見極めた方がいいでしょう。

 

『お見合い結婚』であれば、かなりの部分事前にふるいにかけた状態でお見合いに臨みますし、双方が結婚前提なので恋愛なら時間をかけて探りを入れることを最初の段階で知ることができたりなど、「もともとクリアできている確率」が高いのです。だからこそ、結婚相談所での結婚は離婚率が低いとも言えます。

〇何事も相手に期待しすぎない

 

実際に早い段階で結婚生活が壊れてしまうケースの大きい原因として、「相手に期待しすぎている」ということも挙げられます。

厳しいことですが結婚相手は血のつながった人ではなく、もともとは赤の他人であった人が自分と生活するようになったにすぎません。

「だから親密である必要はない」ということではなく、「こういうことはしてもらって当たり前」という考えを自分の親や友人を基準にして高めすぎない、ということが大切です。

 

元々期待しすぎないからこそ、相手の愛情を喜びとして感じ取れるかもしれないのですから。

 

いかがでしたでしょうか。結婚相談所での離婚率は低いといわれていますが、こうして理由をいくつか挙げていくと、なぜ結婚相談所での出会いが、離婚率が低くなるのかがおわかりいただけるかと思います。

 

だからといって「結婚相談所での出会いがよい」ということをお伝えしたい訳ではありません。実は恋愛結婚も結婚相談所での結婚も、中身はあまり変わらないのです。結婚相談所での出会いにだって「恋」があります。

 

ただ、何が「始まり」なのかが異なるのです。いくら結婚相談所で出会ったからといって、好きでもない相手と結婚したところで、幸せになるわけでもないですし、その結果離婚してしまう可能性は十分あります。

 

しかしいろいろな出会いの形と、そこから出てくるデータを見ていくと「好きとは何か」「幸せとは何か」ということを見つめなおしていく価値はあると思います。

 

読んでいただき、ありがとうございました。

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