お金をかけたサービスほど成婚率は高いのか?
2021.02.05
お金をかけたサービスほど「出会える」のは本当か
コスパ重視の婚活サービスから入る人が増えています
「結婚相談所は、どうしても結婚できないときの最後の手段ですよ」
以前、ずばりそう言われた男性のお客様がいらっしゃいました。
ストレートにそう言われた方は初めてだったのですが、やはり多くの方にとって、初期費用が掛かり登録に向けた手間もかかる結婚相談所は、「他でどうしてもうまくいかなかった場合に、コストをかけて全力で結婚を応援してもらう最後の場なのだ」と位置付けるのはとてもよく理解できます!
一般に結婚相談所で活動をしていく場合、最初の半年間の活動費用は相談所にもよりますが数十万円単位でかかるのが普通です。
しかし例えば、街コン・合コンなどであれば単発で数千円から参加できることが多いです。
また婚活アプリなどでも数千円~数万円で活動開始でき、登録にかかる手間や証明・提出書類なども結婚相談所と比べると大幅に軽減できます。
「高コスパ」サービスで出会える人の特徴とは
「やっぱり安いサービスやパーティーで出会える人たちって、良くないものなんですかね?」
たまにこういう質問をされて、少し困ってしまうことがあります(笑)
「そのサービスで出会える人たちがどんな人たちなのか」は、やはり違いが出てきます。
一言でその違いを言うと、安価で簡単に始められる婚活サービスの場合、
「結婚に対する思いが、玉石混交であること」
「年収や学歴を必ず証明している訳ではないので、全ての情報は自分が確かめる必要があること」
「既婚者や遊び目的、詐欺目的の人たちも紛れ込んでいる可能性があること」
と言われています。
安価で敷居の低い婚活サービスのメリット・デメリットを把握して利用する
援護射撃なしでは市場原理に完敗することも
初期費用や月額が安い婚活アプリなどの場合、申し込みや連絡などはすべて自力でしなければならず、第三者のサポートはほぼ受けられません。
結婚相談所には、基本的にカウンセラーという存在があり、彼らが出会いを仲介してくれるので、安心感があります。
心理学などでも言われていることなのですが、どうしても人間は自分を「平均以上」と捉えたがる傾向を持っています。
例えば30代、40代で婚活をスタートしていく人も大変多いのですが、「自分は普通の30代、40代ではないから何とかなる」という感覚をなんとなく持って飛び込んでしまい、ギャップに驚いてしまう人も少なくはありません。
出会うためのコスパか、成婚するためのコスパか
結婚相談所がいいのか、婚活アプリか、それとも街コンか…などなど、婚活サービスを選んで行く中で「コスパ」を考えるのは現代社会では当然のことです。
ただここで意識したいのは「出会うためのコスパか、結婚まで持ち込むことを意識したコスパか」ということです。
もっと言葉を選ばずに言ってしまえば、「マッチングができても結婚できるとは限らない。そこまで意識したうえでこのサポート体制でいいのかどうか」ということを意識して考えた方が良いと思うのです。
確かにコストが安ければ、異姓一人とマッチングしてお見合いするための一人当たりのコストは安くなります。
しかし安価で簡単にスタートできる婚活でマッチングをした男女がその後どれだけ成婚に至れるのか…ということを考えると、結婚相談所などと比べればゴールインできる確率は大きく下がってしまう…というのが現実なのです。
大切なことは、「どれだけ出会えるか」より「成婚できるか」ということ
出会いの数は重要です。しかし、数ばかりが多くなっても、それが真剣交際や結婚に繋がる可能性のある出会いでなければ、時間的にも精神的にも消耗するだけです。
マッチングやいいねの数で気分を高揚させてはいけません。
それが、本当に自分にとって有効な出会いにカウントできるのか、じっくり考えてみましょう。
読んでいただき、ありがとうございました。
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