ウィッシュブログ

21.08.27

「命と出会いに永遠はない」結婚できる人、できない人

前回のブログはこちら「運命の人は「1人」だと思わない」

 

結婚とは決断である

 

以前もこのブログで少しお伝えしましたが、

 

「結婚とは『決断』である」

 

というのが私の結婚に対する基本的な考えです。

 

ただ待てばやってくるものでもありません。

知らぬ間に結婚するなんてこともありません。

 

「結婚する!!」と決めるから、その人と結婚出来るのであって、どんなに魅力的な男女でも、その人と結婚すると両者が決めなければ結婚はできない。

 

当たり前のことです。

 

しかし、人間とはとても欲深い生き物で、どうせ何かを得るのであれば

少しでもよいものを求めてしまいがちです。

 

もちろん、それは人間の欲求の最たるものであり、その欲求が無ければキレイに着飾ることも、また異性からモテたいがために頑張る事もなく、張り合いが生まれませんから、それはそれで問題かもしれません。

 

しかし、欲求とは、自分の中に潜む悪魔です。

 

欲との戦いは、己との戦いでもあります。

 

仮に、自分の命が永遠であれば、究極の100点満点の相手を見つけるために人生を過ごし続けることは可能かもしれません。

 

(まぁ、とはいえ、100点の人間なんて存在しませんし(人間は必ず長所と短所がある)そんな自分が100点と思った人でも、相手からOKがもらえなければデートすらできないのですが)

 

しかし、人間の命には限りがあります。

 

限りある時間と限りある出会いの中で折り合いをつけて、結婚は決めなければならないのです。

 

頭では分かっていても、心で理解できる人はどれほどいるでしょうか。

 

正常性バイアスという魔力

 

ここで突然ですが、皆さんにある質問をしてみます。

——

①日本人が、ガンにかかる確率はどのくらいだと思いますか?
②そして、日本人がガンで死亡する確率はどのくらいだと思いますか?」

——

……いかがでしょう。ご自身がガンにかかる確率をどの程度に考えたでしょうか?

 

実は、これには答えがあります。

 

「日本人の2人に1人はガンにかかり、3人に1人はガンで死亡しています」

 

つまり、日本人である皆さんのガンにかかる確率は50%、死亡率は33%です。

(もちろん、喫煙や生活習慣などで各人変動はあります)

 

でも、自分が考えたガンにかかる確率・死亡率は、それよりもずっと低く考えて
いませんでしたか?

 

人間には「正常性バイアス」という力があり、自分に都合が悪い状況でも、

「自分は特別、自分は大丈夫」と思えるように設計されています。

 

それは、人間にとって最も大敵なのは「ストレス」だからです。

 

そのストレスから自らの心を守るために、「正常性バイアス」という素晴らしい力が備わっており、心に強い負荷がかからないようになっています。

 

土砂災害が迫っていてもなかなか避難しない。

緊急地震速報が流れても、「助かるだろう」と思う。

タバコを吸い続けても、本気で自分がガンになるとは思っていない。

 

自分は大丈夫なのだという「正常性バイアス」は「根拠のない自信」でもあります。

 

みんなは違うけど、自分はもしかしたら?!?なんて考えてしまうのは、その力だとまずは頭で理解してください。

 

人には限られた時間と出会いしかない

そして、人間だれしも命に限りがあり、人生の中での出会いには限りがあります。

ましてや、結婚相手を選べる(選ばれる)時期というのは人生の中でもほんのわずかの期間です。

 

その出会いの中から、結婚する相手を見定めなけらないのです。

さらに、見定めた相手からも結婚をOKしてもらわなければならないのです。

 

にもかかわらず、自分だけはもしかしたら、100%究極の結婚ができるかもと思ってしまいがちです。

 

妥協しろという意味では決してありません。

 

自分にとって何が大切なのか、優先順位をしっかりとつけ、自分の人生との折合いをつけることこそ、幸せな結婚への近道なのだと思います。

安心してください。

結婚された皆さんが、幸せでいるのです。

 

自分の周りにある幸せを見つけるその心が、

自身の人生を豊かにしてくれるのです。

 

 

マリッジクラブ・ウィッシュ代表ブログ